はじめに
Metaが新たにリリースした動画編集アプリ「Instagram Edits」が、競合であるByteDanceの「CapCut」を大きく引き離す形でリリース初週に710万ダウンロードを記録した背景と、今後の展望について理解できる。
Instagram Edits、2日間でiOSダウンロード数70万回を突破
Metaは4月22日、新たな動画作成アプリ「Instagram Edits」をリリースした。
リリース直後の2日間で、iOSデバイスにおいて推定70万2900回ダウンロードされ、これは同様のカテゴリーに属するByteDanceの「CapCut」のリリース時ダウンロード数の約37倍に相当するものである。
初週で710万回のダウンロードを達成
リリースからわずか数日で、EditsはiOSとAndroidを合わせて710万回ダウンロードされる快挙を達成した。
内訳は、iOSで120万回、Androidで590万回となっている。
これに対して、CapCutはリリース3日間でわずか83,500回のダウンロードにとどまっていた。
ただし、CapCutは当初、利用可能地域が限定されていたという事情も考慮すべきである。
米国市場でも圧倒的な差を見せつける
米国市場では、Editsがリリース後3日間で38万1000回ダウンロードされたのに対し、CapCutはわずか3400回という結果に終わった。
この比較において、EditsはCapCutの112倍という圧倒的なスケールでデビューを果たした。
App Storeランキングも好調、Metaのネットワーク効果が明らかに
Editsはリリース初日に米国iPhone App Storeの総合1位を獲得。
その後、2位、3位と順位を下げたものの、高いランキングを維持している。
App Storeランキングは新規インストール数の速度によって決まるため、Metaの持つ巨大なソーシャルネットワークの影響力が今回の成功に大きく寄与したことは間違いない。
Editsへのクリエイターからの反応は賛否両論
Editsはその使いやすさ、内蔵アナリティクス機能、広告なし、4K動画対応、透かしなしエクスポートなどの特徴で多くのクリエイターから高評価を得ている。
しかし一方で、CapCutが提供するテンプレートやトランジションエフェクトなどの豊富な機能が不足しているとの指摘もあり、今後の改善が求められている。
今後の展望：収益化への道も視野に
現在、Editsは無料で提供されているが、将来的には有料プランや広告機能の導入を通じて収益化を目指す可能性もある。
これにより、Editsはより持続可能な成長モデルを確立し、CapCutに対抗していく道筋が開けるであろう。
参考記事を読みたい人はこちら（引用元）
- Appfigures発表データ：Appfigures公式サイト
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