「Gemini Code Assist」は、個人開発者向けに月18万件のコード補完を無料で提供する。
これは、他の無料のコーディングアシスタントが月に2,000件程度の補完を提供しているのに対し、90倍の補完数となる。
Googleの製品管理担当シニアディレクター、Ryan J. Salva氏は、「毎日コーディングするプロの開発者でも、その上限に達することはほとんどないだろう」と述べている。
このツールは、Visual Studio CodeやJetBrainsのIDEに統合可能で、コード補完、生成、チャット機能を提供する。
また、最大12万8,000トークンの入力をサポートし、自然言語によるコード生成や改善が可能である。
『Gemini Code Assist』開発者作業の負担軽減に期待

「Gemini Code Assist」は、自然言語でのプロンプトに基づいてコードを生成・改善する機能を持つ。
例えば、「毎日最新の天気予報をメールで送信するスクリプトを作成してほしい」といった依頼に対して、必要なコードを生成することができる。
これにより、開発者は手作業によるコーディングから解放され、より創造的な作業に集中できるようになる。
ただし、プログラミング初心者が簡単な指示だけで完全なプログラムを開発できるわけではないため、注意が必要である。
Salva氏は、「2025年は、AIが多くのコード作成だけでなく、より高品質なコードを作成できるよう支援する年になる」と述べている。
さらに、GoogleはGitHub向けに「Gemini Code Assist」のパブリックプレビューも開始する予定であり、AIによるコードレビューの自動化が期待される。
これにより、開発者の時間を節約し、コードの品質向上が図られる。
結論
Googleの「Gemini Code Assist」は、個人開発者にとって強力なAIコーディング支援ツールとなる。
無料でありながら、他のツールを凌駕する補完数と機能を提供し、開発作業の効率化と品質向上に貢献する。
今後、AI技術を活用した開発支援ツールの普及が進む中で、「Gemini Code Assist」はその中心的な存在となるだろう。
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