Meta、AIによる10秒ショート動画編集機能を開始!Instagramへの直接投稿も対応

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AIで動画を直感編集、Instagramへ直接投稿も可能に

米Metaは2025年6月11日、AI動画編集機能をMeta AIおよびEditsアプリに導入したと発表した。

ユーザーは短い動画(10秒)をアップロードし、50種類以上あるプリセットAIプロンプトから選ぶだけで、背景・服装・テーマなどを自動で変更できるようになった。

提供当初は無料期間中に限り無料で試用できる。

編集した動画は、FacebookやInstagram、Meta AIのDiscoverフィードに直接投稿でき、SNS連携が強化された。

提供地域は米国をはじめ英国など12カ国。将来的には日本でも展開が期待される。

プリセットプロンプトで10秒動画を変身させる

プリセットプロンプトには「砂漠にいるような背景」「アニメ・ゲーム風」「ヴィンテージ漫画風」「タキシード着用」など多種多様なスタイルが用意されている。

背景や照明、服装を変えるだけでなく、映像表現を劇的に変える効果もある。

また、この機能はMovie Genモデル技術をベースに開発されており、今後はカスタムテキストプロンプトに対応し、より高度な編集が可能になる予定とのこと。

今後は独自プロンプト対応へ 表現力アップも要注意

Metaは「年内にユーザーが自分でテキストプロンプトを入力し、自由に動画編集できる機能」を追加予定としている。

これにより、ユーザーのクリエイティブ表現力は飛躍的に向上。

一方で、フェイク動画や著作権侵害のリスクも懸念されている。

背景合成精度や服装の適合度に差があり、不自然な映像が生成される可能性も指摘されている。

個人・企業の制作工数と発信力を後押し

インフルエンサーやマーケターにとっては、直感的な編集と投稿機能によって制作時間が大幅に短縮され、投稿頻度のアップにつながる可能性がある。

また「誰でも簡単に高度な演出が可能になる」ことは、動画制作のハードルを下げる転機となり得る。

リスクへの対処と利用時のポイント

  1. 精度と信頼性:現時点では生成結果に不自然さがあり、商用利用の前にチェックが必要。
  2. 倫理・著作権問題:背景や服装などを変更する際、特定キャラクターやブランドが映り込むことで権利侵害の可能性がある。
  3. フェイク動画対策:将来的にカスタムプロンプトにより高度な偽装編集が可能になれば、誤情報の拡散懸念が高まる。情報発信者は透明性を維持し、視聴者への明示が望ましい。

今後の展望

  • 年内にはテキストプロンプトによるカスタム編集機能が実装される予定。
  • 日本を含む他国への提供地域拡大が期待される。
  • Editsアプリとの連携強化により、プロクリエイター向け機能(キーフレーム、コラボ機能、素材ライブラリ等)が順次導入されていく可能性があり、動画制作の一元化が進むとみられる。
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この記事を書いた人

株式会社LINK代表。
日々、ChatGPT・Claude・Gemini・Notionなどの最新AIツールを駆使し、記事作成や業務効率化、プライベートにも積極的に活用中。
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